2016年8月14日

番外編 Technics SL-J300Rの修理

 どんな高級機よりも使いやすいと信じてやまないレコード・プレーヤー、Technics SL-J300Rを修理しました。
 番外編としてアップします。

 修理過程を写真にでも取っておくべきなんでしょうが、何しろ必死でしたから、そんな余裕もありませんでした。
 もし同じような悩みを抱えている方がいらっしゃればと思い、最低限の情報をのせることにしました。
 参考になるでしょうか。
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ストーリ1、故障の様子
1、初代のTechnics SL-J300Rはまず、1曲めあたりで針飛びが始まりました。長く使い続けていると治ってきます。
2、CD時代のこと、数ヶ月使わないこともありますが、その場合は最悪の状態となります。
3、次に選曲センサーが誤動作続きで、最終的には回転すらしないで、お陀仏となりました。

ストーリー2、2代めTechnics SL-J300R
4、どうしてもリニアトラッキングが忘れられず、中古のTechnics SL-J300Rを購入。
5、やはり1曲めで針とび。不良品をつかまされたなと思いましたが、電子回路は問題なさそう。
6、これは修理できそうだと、一念発起。

ストーリー3、情報集め
7、回転を伝えるゴムリングの劣化・変形が原因のようです。だから、しばらく使わないと誤動作がひどくなります。使い続けなければならないのです。(CDばかり聞かないで、ちゃんとLPも聞きましょうね。結局あまり聞かなくなったLPの呪いが原因か)
8、Technics SL-J300Rの開け方が分かりません。無理矢理やって壊してしまったら元も子もありません。そこで十分に壊れている(?) Technics SL-J300Rを購入。初代のTechnics SL-J300Rはもう捨ててしまっていますから。

ストーリー4、分解
9、壊れてもいいと思って分解すると簡単ですね。蓋の根元の部分を引き抜きます。もし困っている方がいらっしゃったらご一報ください。お教えします。
10、千石電商でゴムベルトを購入。念のため幾つかの種類を買っておいたのですが、いちばんよかったのは φ22x1.2 でした。
11、ついでに掃除をして、歯車部分にはグリスを塗って、蓋を閉めて完了。
12、見事、復活!

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参考にさせてもらったホームページやブログをここに書いておくべきなのでしょうが、記録も残していないし、その気力も残っていません。

感謝あるのみです。申し訳ございません。

Miles Davis "Out Of The Blue" (Membrane 10CD)

パーカー関連の録音は細かくは書きません。必要ないですよね。
前作の10枚組 Just Squeeze と同じ録音が多数入っているので「ダブリ」の表記しておきました。
では、始めましょう。
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Parker 1945
OOB-1-1. Billie's Bounce
OOB-1-2. Now's The Time
OOB-1-3. Thriving On A Riff

1946 Parker
OOB-1-4. Moose The Mooche
OOB-1-5. Yardbird Suite
OOB-1-6. Ornithology
OOB-1-7. Night In Tunisia


ビリー・エクスタイン・オーケストラ 1946
どこでマイルスが吹いているのか、私にはわかりませんし、そういう聞き方は良くないと思います。1-8はいいジャイブです。1-10のブルースもいいですね。オールマン・ブラザーズで有名なブルースです。
OOB-1-8. Oo Bop Sh' Bam
OOB-1-9. I Love The Loveliness Of You
OOB-1-10. Jelly Jelly


イリノイ・ジャケー・オーケストラ 1947
歴史的価値はわかりますが、聞いて面白いものではありません
OOB-1-11. For Europeans Only
OOB-1-12. Big Dog
OOB-1-13. You Left Me All Alone
OOB-1-14. Jivin' With Jack The Bellboy

1947 Parker
OOB-1-15. Donna Lee
OOB-1-16. Chasin' The Bird
OOB-1-17. Cheryl
OOB-1-18. Buzzy


コールマン・ホーキンスのバンドです。1947
ホーキンスはいい出来です。マイルスが聞き取れます。
OOB-1-19. Bean-A-Re-Bop
OOB-1-20. Isn't It Romantic
OOB-2-1. The Way You Look Tonight
OOB-2-2. Phantomesque


マイルス名義の録音ですから、外すわけにはいかないでしょう。
事実上はパーカーのグループです。
1947 Miles Davis All Stars (parker ts)
OOB-2-3. Milestones
OOB-2-4. Little Willie Leaps
OOB-2-5. Half Nelson
OOB-2-6. Sippin' At Bells


1947 Parker
OOB-2-7. Dexterity
OOB-2-8. Bongo Bop
OOB-2-9. Dewey Square
OOB-2-10. The Hymn
OOB-2-11. Bird Of Paradise
OOB-2-12. Embraceable You
OOB-2-13. Bird Feathers
OOB-2-14. Klactoveedsedstene
OOB-2-15. Scrapple From The Apple (alt take)
OOB-2-16. My Old Flame
OOB-2-17. Out Of Nowhere
OOB-2-18. Don't Blame Me
OOB-2-19. Drifting On A Reed
OOB-2-20. Quasimodo
OOB-2-21. Charlie's Wig
OOB-3-1. Bongo Beep
OOB-3-2. Crazeology
OOB-3-3. How Deep Is The Ocean?
OOB-3-4. Another Hair-Do
OOB-3-5. Bluebird
OOB-3-6. Klaunstance
OOB-3-7. Bird Gets The Worm

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九重奏団のエアチェック、Royal Roostからの実況録音。1948。
ただし3-13はスタジオ録音で、4-9と全く同じものです。
このいい加減さ! 3-11も怪しい。
OOB-3-8. Godchild
OOB-3-9. S'il Vous Plait
OOB-3-10. Moon Dreams
OOB-3-11. Hallucinations (aka Budo)
OOB-3-12. Why Do I Love You?
OOB-3-13. Move (Mood)  ダブリ 4-9と同じ 不要
OOB-3-14. Moon Dreams
OOB-3-15. Hallucinations (Budo)
OOB-3-16. Darn That Dream

Parkerのグループです。
OOB-3-17. Barbados
OOB-3-18. Ah-Leu-Cha
OOB-3-19. Constellation
OOB-3-20. Perhaps
OOB-4-1. Marmaduke
OOB-4-2. Steeplechase
OOB-4-3. Merry-Go-Round

マイルス名義のRoyal Roostでのライブ 1948
OOB-4-4. 52nd Street Theme
OOB-4-5. Half Nelson
OOB-4-6. You Got To My Head
OOB-4-7. Chasin' The Bird

これでパーカー関連はおしまい。
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Capitol
1949 九重奏団、スタジオ録音。
OOB-4-8. Jeru
OOB-4-9. Move
OOB-4-10. Godchild
OOB-4-11. Budo
OOB-4-12. Venus De Milo
OOB-4-13. Rouge (ダブリ)
OOB-4-14. Boplicity
OOB-4-15. Israel (ダブリ)
OOB-4-16. Deception
OOB-4-17. Rocker
OOB-4-18. Moon Dreams
OOB-4-19. Darn That Dream (ダブリ)

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サラ・ヴォーンのバックです。1950
サラって素直ないい歌手だったんだ! サラ・ファンからのテロが強いので黙っときます。
OOB-5-1. It Might As Well Be Spring
OOB-5-2. Ain't Misbehavin'
OOB-5-3. Goodnight My Love
OOB-5-4. Nice Work If You Can Get It
OOB-5-5. Mean To Me
OOB-5-6. Come Rain Or Come Shine

1951.1.17  マイルスのリーダーセッションです(5-11のみロリンズ名義のセッションになっています。ピアノはマイルスです)
OOB-5-7. Down (ダブリ)
OOB-5-8. Blue Room (alt. Take)
OOB-5-9. Blue Room (MT)
OOB-5-10. Whispering
OOB-5-11. I Know

パーカーのバンド
OOB-5-12. Au Privave
OOB-5-13. She Rote
OOB-5-14. K.C. Blues
OOB-5-15. Star Eyes

リー・コニッツのバンド 1951
OOB-5-16. Odjenar
OOB-5-17. Ezz-Thetic
OOB-5-18. Hibeck
OOB-5-19. Yesterdays

バードランドでのライブ
1951.6.2
OOB-5-20. Half Nelson (two)
OOB-6-1. Move (Mod)
OOB-6-2. The Squirrel


Prestige
OOB-6-3. Conception
OOB-6-4. Out Of The Blue
OOB-6-5. Denial (ダブリ)
OOB-6-6. Bluing (ダブリ)
OOB-6-7. My Old Flame
OOB-6-8. Donna (ダブリ)

1953 tsはサニー・ロリンズです。
"Collector's Items"としてLP化されたものに入っていました。
聞いたことのない人も結構いらっしゃるのでは。
マイルスはよっぽどこの曲が好きだったのでしょうね。
その完成品がコロンビア版の Round Midnightですか。
ジャズって、おもしろい。
OOB-6-10. Round About Midnight


ブルーノート録音は全て別テイク
OOB-6-9. Woody'n You (alt. take)
OOB-7-1. Ray's Idea (alt. take)
OOB-7-2. Tempus Fugit (alt. take)
OOB-7-3. C.T.A. (alt. take)


OOB-7-4. I Waited For You (ダブリ)
OOB-7-5. Miles Ahead
OOB-7-6. When Lights Are Low
OOB-7-7. Four
OOB-7-8. Blue Haze
OOB-7-9. You Don't Know What Love Is (ダブリ)
OOB-7-10. But Not For Me (take 1) 
OOB-7-11. Bags' Groove (take 1)
OOB-7-12. The Man I Love (take 2) (ダブリ)

1955 Prestige "The Musing of Miles"としてLP化されたものの全曲
OOB-8-1. I Didn't
OOB-8-2. Will You Still Be Mine?
OOB-8-3. I See Your Face Before
OOB-8-4. A Night In Tunisia
OOB-8-5. A Gal In Calico

OOB-8-6. There's No You
OOB-8-7. Alone Together
OOB-8-8. Bitty Ditty
OOB-8-9. Minor March
OOB-9-1. Changes

OOB-9-2. Stablemates
OOB-9-3. How Am I To Know?
OOB-9-4. Bye Bye (theme)
OOB-9-5. S'posin'

OOB-9-6. Diane (ダブリ)
OOB-9-7. It Could Happen To You (ダブリ)
OOB-9-8. The Theme (Take 1)
OOB-9-9. The Theme (Take 2)

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Columbia
OOB-9-10. Dear Old Stockholm (ダブリ)
OOB-9-11. Bye Bye Blackbird (ダブリ)
OOB-9-12. Tadd's Delight (ダブリ)


Prestige
OOB-10-1. Round About Midnight
OOB-10-2. Airegin
OOB-10-3. Tune Up/When The Lights Are Low (どういうわけか、2曲が繋がってしまっています。別に組曲というわけではありませんよ。この雑さ加減はいったい何なんだ)
OOB-10-4. Blues By Five


Columbia LP "Miles Ahead"
OOB-10-5. The Maids Of Cadiz
OOB-10-6. The Duke
OOB-10-7. My Ship
OOB-10-8. Miles Ahead
OOB-10-9. New Rhumba
OOB-10-10. Blues For Pablo
OOB-10-11. Springville
OOB-10-12. I Don't Wanna Be Kissed
OOB-10-13. The Meaning Of The Blues
OOB-10-14. Lament

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というわけで、前作の Just Squeeze の欠けたところを補うのが目的の10枚組でした。


ビリー・エクスタインとかコールマン・ホーキンズとかサラ・ヴォーンとか、目的外のいい作品を聞けたのが良かったと思えるか否かがこのボックスの価値を決めます。